ものかき雑兵日記

アマチュアでライトノベルを書いたりしている、へぼい物書きのブログです。当ブログでは小説に関する話題や、AC(アーマードコア)に関する話題などを掲載しております。

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(自分なりの)面白い話の書き方 3.人間を描く上で大切な要素 ②人物の葛藤

②人物の葛藤

 人間の葛藤が、面白い話を書く上では非常に重要な要素となります。

 葛藤には主に二種類ありますね。

a)内面的な葛藤

b)外面的な葛藤

 です。

a)内面的な葛藤

 読んで字の如く、自分の心の中の葛藤です。

 どんな人でも葛藤した経験はおありだと思います。勉強ができないとか、スポーツが上手くできないとか、好きな子が振り向いてくれないとか、仕事が上手く行かないとか、人間関係がうまくいかないとか、血縁関係のしがらみが面倒くさいとか、自分の容姿に自信が持てないとか。

 そういった自分自身に対して自分はこうしたいけど出来ない、あるいはどうしたら良いか分からない、と悶々と悩む心の動き――これが「内面的な葛藤」と呼ばれるものだと思います。

 「精神の偉大さは、苦悩の深さで決まる」という、とある漫画のセリフがあるのですが、正にその通りだと思います。人間的・人格的に厚みのある人物というのは、苦労を重ねて、深い葛藤に苦しんできた人が多いように感じます。

 これは小説などの人物描写にしても同じで、葛藤の無い能天気な人間よりも、やはり心に何か抱えている人の方が厚みが出るんですね。これは誰しもが葛藤を心の中に抱えているからこそ、同じように苦しむ人に共感できる人が多い、ということなのでしょう。


b)外面的な葛藤

 自分以外の、外部の環境から強制される葛藤のことです。例えば、どうしても性格的に好きになれない人間がいていつもいがみ合っているとか、嫌いな組織があって目の敵にしているとか、社会的な差別と戦っているとか、敵国の兵士と殺し合いをしているとか、突然起こった事件になし崩し的に巻き込まれるとか。

 世界に対してこうしたいけど(物理的に)できない、とか、解決策が見つからない、といったものが外面的な葛藤です。障害、とも言い換えられます。

 こういった障害と悪戦苦闘している人間というのも、やはり魅力が出るものです。実際の日常生活においても、障害の無い人なんて皆無だとは思います。自分と同じような境遇で悩んでいたり、納得できる理由で障害にぶつかっている人というのは、共感を呼びやすいのだと思います。




 上記二つの葛藤は、人物に厚みを持たせ、さらに多面的にします。
 多面的というのは「いくつもの顔を持っている」ということです。


 例えばですね、学校のクラスメイトの女子に、凄く明るくて可愛くて、人気者の子がいるとします。

 傍から見れば充実した学校生活を送っていて、何の悩みもないように思えます。

 ですが、もしその子が家庭に何らかの問題を抱えていたとしたら? 

 両親の折り合いが悪かったり、家計が厳しかったり、病気の肉親がいたりしたら?

 学校で明るく振舞っているのは、そうした家での自分を押し隠すための演技だったとしたら?


 このように、その登場人物に様々な葛藤があると、その葛藤に面した部分に新しい顔が生まれます。
 人間の心というのは一枚岩ではなく、沢山の面があることは、皆様自身が良くご存知だと思います。
 本音と建前を使い分けたりだとか、他人には絶対いえない秘密を持っていたりだとか。
 人物に様々な顔を与えると、その人物そのものが多面的・重層的になります。

 そしてこの「いくつもの顔を持っている」ということが、架空の人物に血肉を与える原動力となると思うのです。
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