ものかき雑兵日記

アマチュアでライトノベルを書いたりしている、へぼい物書きのブログです。当ブログでは小説に関する話題や、AC(アーマードコア)に関する話題などを掲載しております。

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創作物における、オリジナルの境界線

 最近(というほどでもないけど)巷を騒がせることの多い、作品のオリジナル論争。

 この作品はあれのパクリだろーとか。いやいやあの作品はこれよりも前に出てるからオリジナルだ! とか。いや、その二つ以前に出てたこの作品がね(ry


 まあ見苦しいというかなんというか。
 そこで今回は、このオリジナル論争について自分の思ったことを書いてみたいと思います。



 真のオリジナルは存在するのか?


 はい、表題に書きましたこれ。なんでこんな題にしたのかというと、先ほどのオリジナル論争というのは、結局のところ行き着く先がこれしかありえないからなんですね。

 真のオリジナル。
 つまり、他の作品の影響を全く受けていない、完全なる真作。

 そんなものが存在するの?


 それについての自分の回答は、そんなもの存在しないです。


 自分も関わっている小説・シナリオを例にとってみますと。
 今現在、世界には様々なお話やシナリオが溢れかえっています。ですが、その作品のいずれにも元ネタがあったり、影響を受けた話があったり、似通った話筋の古典というものが必ず存在してるんですね。

 かの有名なミュージカル「ウェスト・サイドストーリー」はシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のオマージュですし。
 西部劇「荒野の七人」は、「七人の侍」のオマージュだったりします。


 お話の形式は、神話ですでに出尽くしているとおっしゃる研究者や学者の方もいます。自分もこれには賛同です。
 ストーリーやシナリオというものは、神話の中にほとんどその原型が存在するんですね。これは厳然たる事実です。


 他のジャンルでいえば絵画。絵画にしても画家さんたちには、必ず自分が影響を受けた先達というものがあります。そして何かに影響を受けて生み出された作品には、そういった先達の技巧や表現法というものが入り込みます、それがその人なりにアレンジされているにしても。

 つまり、何かに影響されて生み出された以上、その作品は真のオリジナルではありえないわけです。真のオリジナルというのは、さっきみたいな論争をしている人たちにとっては、完全に無垢な、全く新しい作品であるべきなんですから。


 でも、真のオリジナルでないことって、そんなにいけないことなんですか?


 何かに影響されていて、元ネタがあるような作品は、創作者が心血込めて作り上げたものだとしても、賞賛されるべきではないと?


 んなわけないじゃないですか。


 今この世界にある創作物というのは、多かれ少なかれ他者の作品に影響を受けて生み出されたものばかりです。つまり世の中の芸術家やクリエイターたちの創作物は、先人たちの努力の結晶の上に成り立っているわけです。
 もちろん、自分の小説だってそうです。

 んでもって、そうして生み出された作品は、他者の影響を受けているにしてもその人なりの独自の要素が入っているわけです。
 こいつは完全オリジナル……とは呼べなくても、オリジナルと呼ぶに十分値すると思います。


 そんな中で、一番上で書いたみたいなオリジナル論争なんぞをやるのは、双方の作品にとって冒涜でしかないということが分かっていただけると思います。


 そしてまた創作者が、己の作品を真のオリジナルであると嘯く(うそぶく)のは、非常に傲慢であるといわざるを得ません。
 自分の作品が、先人たちの作品の上に成り立っていることを忘れるのは、創作者にとって最も戒められるべきことでしょう。

 んで、そんなことも忘れて有頂天になっているクリエイターに明日なんてありませんから。


  *   *   *


 とまあ、ここまで書いてきたわけなんですが。
 真のオリジナルは存在しないと自分は言いました。

 ですが、悲しむべきことにコピー、贋作の方は確実に存在してるんですね。

 コピーの定義の仕方は色々とあるでしょうが、自分は「他人の作品を元に、労せずして作られた作品」という風に考えています。
 まーつまり、適当にその辺からとってきた作品を勝手に改変、改悪して、さも自分のもののように世の中に出された代物、それがコピーといっていいと思います。
 さらにいえば、愛のない改変、または劣化した改変も、コピーに含めていいかと思います。


 そういうコピーというのは見苦しいことこの上ないですが、自分が言えるのは、

 コピーするぐらいなら元の作品を超える気で作れ、ってことです。


 あとコピペ厨は死んでいいと思います。



 お粗末さまでした。
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コメント

オリジナルですか?私はやはり№4のMr.破壊天使が…
という話題かと思ったら、いかにも作成側らしいお話でビックリ

  • 2008/05/16(金) 22:14:34 |
  • URL |
  • スキュラ #-
  • [ 編集]

他のシェフが上手い料理を作って、それは良いなと後を追う人が出て来る。
その時、自分の味付けが上手ければそれは評価されるけど、コショウをまぶした程度じゃ客は美味しいと言ってくれない。
例えそれがコショウをまぶすぐらいしか手を入れる余地がないとしても、なんですよね。
そんな事をするぐらいなら、最初から自分の味を作れと言われてしまう。でも試行錯誤していると、また誰かの味に近づいてしまう。
まぁ中にはどれだけ似せられているかを味わうお客もいるのですが、それはともかくとして。

冷凍食品みたいな定型的で味気ないものをお客に出すのは嫌ですよねぇ。
(表現上こう言っているだけで、別に冷凍食品が嫌いな訳じゃないですw餃子とか)

  • 2008/05/17(土) 00:11:23 |
  • URL |
  • 69式 #HfMzn2gY
  • [ 編集]

>>双方の作品にとって冒涜でしかないということ・・・

まったく同じニュアンスのコメントをニコニコで書き込んだことがあります。
パクリパクリ言うなんにも作ったことが無い連中にカッとなってつい反応したんですよ。NGすりゃいいものをねぇ

同意見の人を見るとほんと安心します。

  • 2008/05/17(土) 02:49:24 |
  • URL |
  • エン #-
  • [ 編集]

>スキュラ
 ごめんなさい、AC4をやっている方だとそっちの方だと思っちゃいますよね。言葉足らずでした。題は修正しておきましたので。

>69式
 誰かの味に似る、それは確かにあることだと思います。
 ですが、似ることを恐れてたら、自分の実力ものばせないと思いますよ。多かれ少なかれ、人間というのは他人の影響を受けるものですから。それは小説においてもしかりです。

>エン
 ニコニコでああいう論争は本当に多いですよね。オリジナルとかそうでないとか、自分の好きな作品を権威付け用としてやっていることなんでしょうが、周りの人間からすれば見苦しいことこの上ないです。
 純粋に作品を楽しめばいいのにね。

  • 2008/05/17(土) 17:24:45 |
  • URL |
  • 雑兵 #-
  • [ 編集]

なんというか。

 ミモフタも無い話、例えば小説という形式を使っている以上、究極的には『小説形式』というものを生み出した方のオマージュなわけで。いや、こういう言い方は卑怯ですけど。
 創作において、先人の影響を受けたからと言って、その作品の価値が減じられるわけでは無いのに。
 パクリパクリってそれはどうよ、って感じですね。つまらないのはまた別の話ですが。

  • 2008/10/22(水) 17:48:48 |
  • URL |
  • MIB #cRy4jAvc
  • [ 編集]

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