ものかき雑兵日記

アマチュアでライトノベルを書いたりしている、へぼい物書きのブログです。当ブログでは小説に関する話題や、AC(アーマードコア)に関する話題などを掲載しております。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

AC考察15 アサルト・セル(ACfA)

 今回は以前にリクエストのあった、アサルト・セルについて考察してみたいとおもいます。



 アサルト・セルとは?


 ACfAにおける企業の罪、地球の衛星軌道を覆いつくす攻撃衛星群、それがアサルトセルです。


 衛星軌道上を浮遊し、大気圏を突破するものを全て迎撃、破壊することを目的として作られた攻撃衛星。それはアメリカがかつて構想していた、SDI(戦略防衛構想)プロジェクトをさらに発展、進歩させたものといえるでしょう。


 以下、SDIについてウィキペディアから引用。

 戦略防衛構想 (Strategic Defense Initiative, SDI) はアメリカ合衆国がかつて構想した軍事計画。通称スターウォーズ計画。
 衛星軌道上にミサイル衛星やレーザー衛星、早期警戒衛星などを配備、それらと地上の迎撃システムが連携して敵国の大陸間弾道弾を各飛翔段階で迎撃、撃墜し、合衆国本土への被害を最小限に留めることを目的にした。



 SDIとはかつて、アメリカがソ連の核の脅威から米本土を守るために計画した、一大軍事構想でした。何段階にもわたる迎撃兵器群によって、ソ連の弾道ミサイルを迎撃、無力化しようとしたのです。


 アサルト・セルは、このSDIプロジェクトの中から、宇宙兵器関連のみを抜き出し、独立させたものであるといえると思います。


 アサルト・セルは、劇中の描写からすれば恐らくは実弾兵器、高速度のレールガンを搭載しているのではないかと思われます。いわゆるKEW(運動エネルギー兵器)と呼ばれるもので、ローレンツ力によって砲弾を超高速で射出する兵器です。ネクスト用としても開発されている、おなじみの兵器ですね。
 破壊力の観点からしても、実体弾のほうがレーザーよりもベターな選択だったのではないかと思います。秒速数キロという速度域では、わずか数グラムの物体が数キロのTNT爆薬に匹敵する破壊力を出しますし。装甲化されていたりPAをまとっているかもしれない飛翔体を破壊するには、減衰が激しく威力も劣るレーザーよりも、実体弾であるレールガンの方が適していると思われます。


 そして、レールガンにせよレーザーにせよ、これらの兵器を稼動させるためには電力源が必要とないます。それらの電力は、太陽電池などではとても賄えません。
 そのため、アサルト・セルはなんらかのリアクターを搭載しているのではないか、と考えられます。
 候補としては原子炉、もしくはコジマ反応炉でしょうか。

 そして、アサルト・セルが一定高度以上に達した人工物に攻撃を加えるのは、プログラムということもあるでしょうが、このレールガンの有効射程が大気圏上層部までである、ということが考えられると思います。
 レールガンの砲弾は、真空空間では何の影響も受けません。その弾道はニュートン力学によって完全に予測できます。
 ですが、砲弾は大気圏に突入した瞬間に、空気抵抗と大気摩擦の影響を受けます。砲弾が高速であればあるほど、その影響は大きくなるでしょう。恐らく、大気の底に到達するまでに砲弾が燃え尽きてしまうと思われます。また弾道も不安定になり、命中はとても望めないとも考えられます。




 さて、ここまで考えてきたわけですが、そもそもアサルト・セルは何のために作られたのでしょう? それを考えてみることにします。

 つっても結論は一つだけなんですが。
 それは、企業がお互いの、宇宙空間における行動を妨害しようとしたためであると考えられます。

 現代では、宇宙空間を制したものが全てを制します。通信衛星やGPSも宇宙空間を利用したテクノロジーですが、この二つだけを見ても、宇宙空間が現代社会に与えたインパクトというのは非常に大きなものです。
 軍事的に見ても、宇宙空間の利用価値は計り知れません。
 弾道ミサイルは部分的にとはいえ、宇宙空間を飛びます。また現代では、軍事衛星は軌道上を無数に飛び、大地を常に監視し続けています。宇宙から対地攻撃を行う兵器が構想されたこともありました。

 現代でも宇宙空間の利用に関する紛争は熾烈を極めています。ついこの間などは、中国が米国の軍事衛星にレーザーを照射して妨害したとかで、大騒ぎになりました。また、中国の衛星迎撃実験や、米国の軍事衛星撃墜騒ぎなどもありました。
 こうした宇宙空間を基盤としたネットワークや衛星群を妨害することができれば、現代社会は大混乱に陥るはずです。

 ここから考えれば、ACfAの企業たちがお互いに宇宙空間を利用させまいとして、攻撃衛星を大量に打ち上げたのも当然の帰結であったと思われます。その結果として衛星軌道上における力の均衡状態、つまりアサルト・セルの雲が生まれたのではないでしょうか。



 そうして、ACfA世界の人類は地球に閉じ込められ、閉塞した状況に追い込まれていったのだと考えられます。
 技術レベルでいえば、ACfA世界は宇宙空間に進出し、植民をしていてもなんらおかしくないレベルです。VOBに代表されるコジマロケット技術は、人類が宇宙に飛び出すための一助となるはずですし、空に上がるのは今よりも容易になっているはずです。
 しかし、それは不可能となってしまっているのです。アサルト・セルの雲のせいで。


 それが、マクシミリアン・テルミドールが主張した「企業の罪」だったのでしょう。



追記)
 アサルト・セルによって、恐らく旧来の戦略兵器(ICBMなどの弾道ミサイル)は完全に無効化されていると考えられます。こうした事が、陸上の戦略兵器であるAF(アームズフォート)が開発された理由の一つだったのかもしれません。

スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2008/05/14(水) 18:21:54 |
  • |
  • #
  • [ 編集]

今にして考えれば、4のエーレンベルクは
GAのアサルトセル(大型?)の破壊を目論んでいたんでしょうか?

アサルトセルが無尽蔵にばら撒かれているのに、観測衛星というのも
何となく変な気がしますし。

  • 2008/05/14(水) 23:19:24 |
  • URL |
  • 太陽風 #SFo5/nok
  • [ 編集]

ORCAエンドを見て、ふと思ったことですが。
アサルトセルを破壊しても、相当数の宇宙デブリが発生し、打ち上げは相当困難になりそうな(笑)

まぁでも、コジマ技術があれば何とかなるかもしれませんね。

  • 2008/05/14(水) 23:46:27 |
  • URL |
  • TSUMUJI #ROdpsth6
  • [ 編集]

アサルトセルは下から昇ってくるものに攻撃するようプログラムされているとしたら、GAの観測衛星はアサルトセルが蔓延する以前に打ち上げられたものかもしれませんね。

  • 2008/05/15(木) 11:44:16 |
  • URL |
  • カニカマ #-
  • [ 編集]

>このコメントは管理人のみ閲覧できます
 えっと、一応ここに返信させていただきます。
 「数多く打ち上げられているアサルト・セルの全てに、高性能電源が搭載されているとは思えない」とのご意見ですが、自分もそれは可能性としてある、と思います。コスト的に高くつきますしね。
 ただ、クレイドルのような外部供給式にするとスタンドアローンという点で難が残るかと思います。元来ああいった戦略兵器は、外部からの電力供給なしに完全独立で稼動することが、現代における軍事の絶対条件となっていますし(ICBMのサイロなどは自前の発電機を持っています。戦略原潜も原子炉を備えているという点でしかりです)

>太陽風
 そうですね、4の時期(国家解体戦争~リンクス戦争)には、まだアサルト・セルは打ち上げられていなかったのではないでしょうか。そしてその後の数十年でアサルト・セルの打ち上げが激化し、地球は攻撃衛星の雲に覆われてしまったと考えられます。

>TSUMUJI
 そこでPAですよ(笑) PAがあればデブリなんて目じゃありません! 細かい破片なんぞ、PAが全て防ぎきってくれるではないかと(ry でかいのは無理でしょうが。
 ただ、軌道上までコジマ汚染が広がりそうですが。

>カニカマ
 そう自分も思います。

  • 2008/05/15(木) 17:22:40 |
  • URL |
  • 雑兵 #-
  • [ 編集]

AC4サイドストーリーで配布された冊子で、セーラの話だったかでも
「ネクストの位置を特定するのに衛星うんたらかんたらが~」とセーラのオペ嬢が話してた気がしますし
アサルトセルを打ち上げると同時にこういう衛星も打ち上げたのか、謎ですね・・・

フロムの後付は謎ばかり・・・しかも答えになってないs

  • 2008/05/15(木) 22:49:38 |
  • URL |
  • Rance #AO5SloaM
  • [ 編集]

どもです
私的には4時代のエーレンベルグ発射阻止はGA社観測衛星の破壊ではなくアサルトセルの破壊が目的であったと考えています
そしてそれをGA社が妨害した理由としてはアサルトセルの存在を企業のほかに知られたくなかったからであり
レイレナードグループ崩壊は見せしめであったと...
まあ「そんな考え方もあるかー」程度に思っていただければと思います

  • 2008/05/16(金) 16:58:18 |
  • URL |
  • 如月 #ADJD0lrw
  • [ 編集]

>AC4サイドストーリー
 AC4の頃は、まだ監視衛星などが使えた、と考えるのが自然そうですね。

>如月
 たしかに、そういう考え方もあると思います。
 ただ、私の考えとしては、4のころにはまだアサルト・セルは普及していなかったと考える方が自然ではないかな? というだけです。

  • 2008/05/17(土) 16:07:37 |
  • URL |
  • 雑兵 #-
  • [ 編集]

fAのORCAルートで語られているように

「国家解体戦争以前、企業は~アサルト・セルが開発された」
「国家解体戦争も~隠匿するためにあった」

とありますから、アサルト・セルが開発されたのは国家解体戦争より前なのでは?
更に「企業の罪=宇宙への道を閉ざしたこと」なのですから宇宙進出を断念せざるを得ないほどアサルト・セルが蔓延したのも国家解体戦争以前と考えるのが妥当だと思います。
標準的な観測衛星はアサルト・セルが蔓延する以前に打ち上げられたものを使用しているのでしょう。

しかしながら私も4にあったGA社観測衛星とはアサルト・セルのことを指していると思っています。
テルミドール曰く

「犠牲無き解決の機会」

これがレイレナードによるGA社観測衛星(アサルト・セル)撃墜未遂のことを指すのであれば、4で壊滅したレイレナードの意思を継いだORCA旅団の戦いが企業の罪を清算するためにあるというのもうなずける話だと思います。

・・・重度のフロム脳のようです。

  • 2008/05/19(月) 23:12:04 |
  • URL |
  • 英 #-
  • [ 編集]

みんな落ち着け!基本フロム設定は穴だらけということを忘れちゃいけない。だからフロム脳がつじつまあわせに鍛えられるんだ。でも無理もあるんだきっと

  • 2008/05/20(火) 02:35:10 |
  • URL |
  • 流れ者 #-
  • [ 編集]

まあ、wikiでも突込みがあったように、アサルト・セルには『(自社が宇宙開発を独占する為に必要な)IFFが無い』『(緊急時の為の)自爆装置が無い』と言う致命的な問題がありますからね。

  • 2008/05/20(火) 21:42:48 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://monokakizouhyou.blog25.fc2.com/tb.php/44-48846a84
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。