ものかき雑兵日記

アマチュアでライトノベルを書いたりしている、へぼい物書きのブログです。当ブログでは小説に関する話題や、AC(アーマードコア)に関する話題などを掲載しております。

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未来の戦争 未来の陸戦 前編

今回は未来の戦争について考察します。

私もSF書きの端くれですので、未来がどうなってしまうかについて大いに興味があります。
特にその中でも、SFネタになりやすい未来の戦争は良く話題に上るところだと思います。

ですが、未来の陸戦、地上戦がどのような様相を呈するようになるか、ということを考察した意見や記事は案外少ないように思います。
そこで、未来の戦争の中でも、特に陸戦、歩兵や戦車で戦われるそれを考察してみました。


未来の陸戦にもステルス技術が適用されるようになる

空と海上における戦いにおいてステルスが重要視されるようになってから、
兵器の姿や、戦場の様相は様変わりしました。

兵器の形状はステルス性を重視した形状となり、電波や赤外線ステルス能力を持つことは、
昨今の航空・海上兵器にとってもはや必須条件となりつつあります。
同時に、戦争における戦略や戦術も、そういったステルス性を考慮したものに変化しつつあります。
F-22
LCS
Wikipediaより


さて、対して陸戦の方はというと、海や空のように、形状によって電波を制御する形状ステルス技術を用いた兵器はほとんど見当たりません。
それは何故かというと、陸戦は空や海上とは全く違い、複雑で変化に富んだ地形条件において戦われるため、
海や空で用いられるような電波ステルス技術による恩恵が薄いからです。
丘陵や高低差、河川、森林、建造物、等々、空や海とは違って、陸上というのは非常にバリエーションの多い障害物があふれています。
障害物が多いということは、それだけ身を隠しやすいということでもあります。
また、これほど複雑な地形においては、レーダーはあまり役に立ちません。
レーダーはある物体に対して電磁波を放射し、跳ね返ってきた反射波によって物体の存在を知る装置なのですが、陸上においては障害物や地面のせいで電磁波が乱反射してしまいます(クラッターといいます)
このため、レーダーが全く役に立たないか、その有効範囲が大きく狭まってしまうのです。
このような状況では、形状によってレーダー波を偏向・制御する形状ステルスはコストに比してあまり意味がありません。

さて、このようにレーダーが役に立たない陸戦においては、光学的な観測が主な索敵手段となります。肉眼や望遠鏡、光学センサなどですね。
そして、これらの光学的な観測手段を欺くために、迷彩や偽装技術が発達しました。

250px-Hires_2010-10-20-081038c.jpg
Wikipediaより

こいつはギリースーツと呼ばれるものですが、これなどは陸上においては最高レベルの偽装手段です。
草むらなどに伏せてしまえば見分けが付かないでしょう。

ステルステクノロジーの恩恵から最も遅れた位置にあった昨今の陸戦ですが、さりとて全く進歩していないわけでもありません。




上の動画は、戦闘ヘリから歩兵を観測したときの画像です。赤外線センサによる映像なのですが、白くくっきりと映し出されてしまっています。
このような装置を用いられると、偽装も全く役に立ちません。

また、昨今においては、光学センサからの映像を画像認識し、自動で画面内の脅威を分析して抽出するシステムも開発されています。
陸戦における観測手段において、その進歩は目覚ましいものがあります。

そうなると、これらセンシング技術に対する対抗手段が発達してくるのもまた、自明の理といえるでしょう。




上の動画は、イギリスの兵器開発企業、BAEシステムズが開発した、車両用の対赤外線ステルス技術です。
車体表面に温度変化を起こす特殊なプレートを張り付けることで、周囲の背景と赤外線放射を同一にして、赤外線センサによる探知を免れるというものです。

また、これほど高度なものではなくても、日本の新鋭戦車である10式戦車には赤外線抑制技術が用いられていますし、
人間の兵士用として赤外線抑制素材で作られた服やブランケットが開発されています。



そして、以下が陸戦における究極のステルステクノロジー、アダプティブカモフラージュ技術です。
article-2245935-16725F29000005DC-897_634x475.jpg

注)これはモックアップであり、実物ではありません。
引用元)http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2245935/The-camouflage-fabric-make-soldiers-INVISIBLE-Company-claims-Pentagon-backing-miracle-material.html

日本では某作品の影響からか、光学迷彩という呼称の方が一般的ですね。
体表面に背景の映像を映し出す、もしくは光を屈折させて曲げることで、光学的に透明化する技術です。

このように、兵士一人一人が背景に溶け込めるようになると、その脅威度は段違いに跳ね上がります。
別に、完全な透明化で無くとも良いのです。輪郭がぼやけて見えたり、シルエットが蜃気楼のように浮き上がって見えるような精度の低い透明化でも、情報が錯綜する戦場においては非常に有効です。
特に、草むらや物陰に隠れられたり、周囲よりも暗い場所で待ち伏せなどされたら、存在を察知することは非常に困難です。

上記のような、赤外線・光学ステルス技術は、将来の陸戦において標準的な技術となってゆくでしょう。
将来的に、先進国の軍隊は例外なく、これらの技術を装甲車や歩兵に適用してゆくはずです。
「透明化できる技術」というのは、なにも特殊部隊といったごく一部の戦力のみに適用されるのみならず、一般の兵士も扱うようになるでしょう。

そして今度は、上記のような赤外線・光学ステルス技術を見破るための技術が開発され――といった風に、いたちごっこが続いてゆくと思われます。

続きます
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